黒幕を使った動画撮影で雰囲気のある映像を作る

動画を撮るときに「もっと深みのある雰囲気を出したい」「映画みたいな暗めの世界観にしたい」と思ったことはありませんか? そんなときに一番頼りになるのが「黒幕(黒ホリ)」での撮影です。 黒い背景は余計な情報を完全に消してくれるので、光と影だけで世界観を作り上げることができます。

この記事では、黒幕を使った動画撮影の魅力と、実際にどうやって雰囲気のある映像を作っていくのかを、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。

目次

黒幕撮影が選ばれる3つの理由

1. 光を完全にコントロールできる

白い背景だと光が跳ね返ってしまい、思ったより明るくなってしまいますが、黒幕は光を吸収してくれるので、ライティングの意図が100%そのまま映像に映ります。 ちょっとしたスポットライト一本でも、ドラマチックな陰影が生まれます。

2. 被写体が浮き立つ

黒い背景は「引き算の美学」です。 余計な背景情報がない分、人物や商品、作品そのものが際立ち、視聴者の目が自然と主役に集中します。 特にポートレート動画や商品プロモーション動画で効果抜群です。

3. 後処理が圧倒的に楽

グリーンバックのようにクロマキー合成をする必要がなく、黒い部分はそのまま透過扱いにできる場合が多いです。 編集の手間が減るので、納期がタイトな案件でも重宝されます。

黒幕でよく撮られているコンテンツ例

  • ダンス動画(特にコンテンポラリーや表現系のダンス)
  • ミュージックビデオ(暗めの世界観の楽曲)
  • インタビュー動画(シリアスなテーマやアーティスト系)
  • 商品紹介動画(高級感を出したいジュエリー・香水・時計など)
  • ホラー・サスペンス系のショートフィルム
  • YouTuberの「語り動画」(没入感を重視したいとき)

特に最近は「ダークアカデミア」「シネマティック」「フィルムルック」といったキーワードが流行っているので、黒幕需要が急上昇しています。

黒幕撮影で雰囲気を作る4つのポイント

ポイント1:光の当て方を工夫する

黒幕は「光が当たったところだけが存在する世界」です。

  • リムライト(被写体の輪郭に沿って後ろから光を当てる)
  • サイドライト(横から強く当てて陰影を強調)
  • ローキー照明(全体を暗めに保ち、必要な部分だけ明るくする)

これらを組み合わせるだけで、一気に映画っぽくなります。

ポイント2:スモーク・マシンを活用する

少し煙を炊くだけで、光の筋が浮かび上がって幻想的な空間に早変わりします。 黒幕+スモーク+スポットライトの組み合わせは最強です。

ポイント3:カメラ設定を暗めに振る

露出を少し落とし気味に設定すると、黒つぶれが綺麗に出ます。 Log撮影ができるカメラならなお良し。後から色を整えやすいです。

ポイント4:小物や衣装で世界観を補強

黒背景はシンプルすぎるがゆえに、小物一つで雰囲気がガラッと変わります。

  • 古い椅子
  • 燭台やキャンドル(火はNGの場合はLEDで)
  • 革の手袋や帽子
  • 霧立つガラス瓶

など、ちょっとしたアイテムで世界観が完成します。

当日で雰囲気をガラッと変えることもできる

黒幕で撮影している途中で「やっぱり明るい感じも撮りたい」と思ったら、 黒幕から白ホリゾントやグリーンバックに切り替えることも可能です。 もちろん転換には少し時間がかかりますが、同じスタジオ内で1日で複数の世界観を撮影できるのは大きなメリットです。

しかも、ちょっとした気分転換に外に出たいときは、楽屋から30秒でアクセスできる森のロケーションも使えます。 黒幕のダークな世界から一転して、自然光たっぷりの緑の中で撮影、というのも同日でできてしまうのです。

黒幕撮影に適したスタジオの条件

実は黒幕撮影は、スタジオの広さと天井の高さがかなり重要です。 狭いスタジオだとライトを十分に離せないため、光が硬くなりやすく、影も不自然になりがち。 天井が低いとリムライトやトップライトを自由に配置できません。

広さがあると、カメラと被写体の距離も十分に取れるので、レンズの圧縮効果を使ってより映画的な画が作りやすくなります。

最後に

黒幕を使った撮影は、シンプルだからこそ奥が深い。 光と影のバランスだけで、視聴者を別世界に連れて行ってくれる魔法のような手法です。

もし「次の動画は絶対に雰囲気のあるものにしたい」と思ったら、ぜひ黒幕での撮影を検討してみてください。

横浜市旭区にある「Studio Go Wild」は、広々とした黒幕スペースを備えていて、当日で白ホリやグリーンバック、さらにはすぐ近くの森ロケーションまで使い分けられる珍しいスタジオです。 ダークな世界観から明るい映像まで、1日でいろんな表情を撮りたい方にぴったりですよ。

あなたの次の作品が、観る人の心を掴む映像になりますように!

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